けったいな税理士!杉本総合会計 所長ブログ

2013年01月03日

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Posted by 滋賀咲くブログ at

売上目標の立て方

今年の目標は自己紹介で自分の名前を言わなくていいくらい認知度を上げること。漫才のいとしこいし師匠のようにね。
←えらい人が目標なんやなぁ~。てかわかりづらいわ!(笑)

昨日の続きを。
投稿のなかで「利益がこんだけ要るけど経費がこんだけあるから売上がいくらって感じ」って書きました。
考える順番はこうしないとダメですよー。
みんな売上の目標や実績は何にも見なくても言えるのに利益ってなった途端「いくらだったっけ?」こんな経営者の方々多いんですよね。

計画を立てるとき「去年の売上が1億円だったから今年は5%増やして1億500万円にしとくか」ってこんな感じ。
入口を間違えるから出口も必然的に違えるんですよね。

事業には『固定費』と言って売上が上がろうが上がるまいが必ず必要な経費があります。事務所の家賃や事務スタッフの給料、役員の方への給料、つまり役員報酬もそうですよね。もちろん社会保険料もね。
年間で必ず出て行く固定費これを賄う売上が最低限必要となります。
このときの売上高を『損益分岐点売上高』って言うんです。
これがいわゆるトントンの状態。
算式はこうです。
固定費÷貢献利益率(限界利益率)

利益を出して純資産を厚くするためにはトントンではいけません。
<固定費+必要な利益>÷貢献利益率(限界利益率)
さらに借入金の返済をしている場合は
<固定費+必要な利益+借入金の年間元金返済額>÷貢献利益率(限界利益率)
なぜ借入金の元金返済額が出てくるのかはもうお分かりですよね。
損益計算書に出てこないからですよね。経費じゃないからですよね。

最後の計算式をクリアして初めて本当の意味での収支トントンってことになります。
そうトントンって実は大変なんですよね。

必要な売上高を固定費などから逆算してはじき出してくださいね。
去年の5%増なんていう何の根拠もない一種の希望的観測で決めないでくださいね。
根拠を持って売上目標を決めたら金融機関にもしっかり自分で言いきることができます。
自分の会社を数字を使って説明することができます。
そんなしっかりした会社に金融機関はお金を貸すんですよね。
だまされたと思って一度やってみてくださいね。
さて目標が決まったら次は『戦略』をたてます。
つづく←まだ続くんかいな!・・・そやで(笑)

今日は今月講師をする研修のレジュメ作成を少しだけ、午後からは子供達を連れて遊びに行きます。  

Posted by 杉本浩志 at 11:24Comments(0)税務会計
プロフィール
杉本浩志

杉本総合会計所長

滋賀県栗東市で税理士と行政書士をやっています。相続や事業承継に特に力を入れています。最近では業務拡大ばかりではなく、税理士の社会的地位の向上が必要との思いから、成年後見人や簿記・会計の講師、借入の審査員、JAのアドバイザー、登録政治資金監査人などの業務も積極的に行い、業界への貢献度も増しています。
今後も幅広いネットワークを駆使して、節税、経費節減、売上UP、資金調達など、顧問先さまに良質のサービスをタイムリーに提供し続け、日本一の税理士を目指し、死ぬまで走り続けるつもりでいます。
滋賀経済同友会、滋賀県中小企業家同友会、倫理法人会、栗東ロータリークラブ、栗東市商工会、草津市商工会議所所属。

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杉本総合会計

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